啓発・広報事業平成27年度 装飾型アンモナイト ヤベイセラス化石展

期間:平成28年2月18日~3月13日
場所:いわき市アンモナイトセンター

 いわき市北部から双葉郡南部に分布する上部白亜系双葉層群から発見された、日本を代表する最も有名なアンモナイト「ヤベイセラス」化石の展示の他、大正時代末の双葉層群の発見と常磐炭田地質研究の先達、徳永重康博士の功績を紹介しました。

 また、同2月21日には、関連事業として二上政夫氏(川村学園女子大学教授)と、鈴木直(当財団研究員)による講演会、アンモナイトのオリジナルゆるキャラマスコットのフィギュア制作、アンモナイトぬり絵、化石クイズを福島県いわき海浜自然の家で実施しました。

【ヤベイセラスとは】

 ヤベイセラスは、1926年に徳永重康・清水三郎両博士により新属新種として報告された、発達した表面装飾に特徴付けられるアンモナイトの一種です。
 世界で記載報告されているヤベイセラス属の標本数は40ときわめて少ないです。その中で、日本からの報告は17標本と一番多く、しかもその大半(14標本)は福島県から産出しています。

【産出状況】

スペイン:1、ルーマニア:1、マダガスカル:8、南アフリカ:13
日本:17(うち北海道3、福島県14)

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